2010 Fiscal Year Annual Research Report
光析出法を用いた硫化物半導体-酸化物半導体ダイレクトナノカップリングに関する研究
Project/Area Number |
20350097
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
多田 弘明 近畿大学, 理工学部, 教授 (60298990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 久芳 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (40128690)
秋田 知樹 (独)産業技術総合研究所, ユビキタスエネルギー研究部門, 主任研究員 (80356344)
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Keywords | 酸化物半導体 / 硫化物半導体 / 光析出 / ダイレクトカップリング / 光触媒 / 太陽電池 |
Research Abstract |
平成22年度の研究成果は以下の通りである。 (1) 新規表面修飾剤-アシスト光析出法によるPbS量子ドット担持メソポーラスTiO_2ナノ結晶薄膜を光アノードとして用いた光電気化学セルを作製し、擬似太陽光照射下で水素エネルギーへの変換効率1.2%を達成した。この成果をChem Phys Chemに公表した。 (2) 光析出法によるCdS量子ドット担持メソポーラスTiO_2ナノ結晶薄膜を光アノードとして用いた太陽電池を作製し、擬i似太陽光照射下で光電変換効率2.5%を達成した。この成果をJ.Phys.Chem.Cに公表した。 (3) 光析出法を用いて一種類の前躯体からの光析出法を用いてTiO_2,上にMoS量子ドットを形成させることに成功し、ギ酸水溶液からの水素生成に対するTiO2光触媒活性が、MoS担持に伴って著しく増大することを見出した。この成果をJ.Colloid Interface Sci.に公表した。 (4) 光析出法によるAg_2S量子ドット担持メソポーラスTiO_2ナノ結晶薄膜を光アノードとして用いた光電気化学セルを作製し、擬似太陽光照射下で水素エネルギーへの変換効率0.29%を達成した。現在、この成果を物理化学系の専門雑誌に投稿中である。 (5) H20年度-H22年度における、実験及びDFT理論計算に関する本研究の成果全体をまとめた。現在、レビュー雑誌に投稿中である。
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Research Products
(16 results)