2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Code design based on dynamical systems theory and its application to digital communications
Project/Area Number |
20360174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
TOHRU Kohda Kyushu University, 大学院・システム情報科学研究院, 特任教授 (20038102)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | カオス力学系 / 擬似直交系列 / 同期確立 / 時間・周波数同時表現 |
Research Abstract |
携帯電話・無線通信の分野ではOFDM(直交周波数多重)方式の実用化が急速に進んだ.OFDMはスペクトル効率が高くマルチパスフェージングにも強いものの,搬送波キャリアの直交性の保持を必須条件としており,ドップラー効果による周波数オフセット,時間同期の誤差に対し脆弱である.信頼性の高い通信を行うには,雑音や干渉のある通信路の適切なモデルの構築とその推定方法が通信システム設計の上で極めて重要である.スペクトル拡散方式は,単一ユーザーで非拡散通信の場合時の100倍程度の帯域を利用するので,一見スペクトル利用効率が悪いように見えるが,妨害波・干渉波に強い点がOFDMに比べ有利である.また,広帯域性からくる時間分解能の高さと同期捕捉法を組み合わせれば複数到来波の遅れ時間のチソプレベルでの推定が可能であり,マルチパス対策が可能である,本研究では,時間・周波数の誤差の同時推定を可能にするGabor2次元表現に基づく通信システムを提案する,本方式はGauss包絡線キャリアに基づくので,同期誤差に対し頑強となることが期待される
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Research Products
(7 results)