2008 Fiscal Year Annual Research Report
酸化・弗化物イオン結晶の非調和振動性及び陰性度とイオン伝導及び弾性・擬弾性の関係
Project/Area Number |
20360301
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
近藤 淳哉 The University of Shiga Prefecture, 工学部, 講師 (30301211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蜂谷 寛 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (90314252)
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Keywords | 格子力学 / イオン伝導 / 有限歪論 / 格子欠陥 / 非調和振動 / 高次弾性 / ブリルアン散乱 / 超音波 |
Research Abstract |
10トンまでの一軸引張・圧縮・繰り返し引張圧縮応力及び静水圧を負荷した元で、酸素分圧を1〜10^<-50>atm程度まで変化させることができ、温度を室温〜1373K程度まで変化させられる試料系に、超音波及びレーザーを透過させ、超音波透過速度及びブリルアン散乱の測定できる装置を作製した。 特に、初の純国産タンデム型3パスファブリペロー干渉分光計を溝尻光学工業所と共同開発することと、高温の固定試料系(一軸での高応力負荷のため)でブリルアンシフトの分散曲線を測定するための回転光学系の開発に多くの労力を裂いた。しかし、タンデム型3パスファブリペロー干渉分光計が、スイスのJRS社の装置と比べ十分な性能のものが製作できなかったので、さらに改良を加え、次年度の第一四半期中に世界最高性能が出るように作り直す。 また、矩形波パルサーレシーバーと導通型高速リアルタイムサンプリングオシロスコープの導入により、超音波の波形をプロット記録できるようになり、弾性率測定の精度が格段に向上した。 これらの装置の開発・製作により、高次の弾性定数測定が可能になった。
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