2009 Fiscal Year Annual Research Report
FeCo単結晶ナノワイヤ内包CNT垂直磁化強磁性材料の作製と評価
Project/Area Number |
20360313
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
林 靖彦 Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 准教授 (50314084)
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Keywords | 磁性 / ナノ材料 / ナノチューブ・フラーレン / マイクロ・ナノデバイス / 半導体物性 |
Research Abstract |
本研究は,カーボンナノチューブ(以後CNTと呼ぶ)を成長する際にFeCoをチューブ内に内包することで,ナノ領域でアスペクト比が大きな形状,CNTにより大気から遮断した,「FeCo単結晶ナノワイヤ」を作製しナノ磁性を評価することで,スピントロニクス・デバイスとして活用できる機能を見出し,(1)空気中で安定,(2)室温で大きな保持力,(3)大きな磁気異方性を併せ持つ機能の発現をより顕在化させる材料設計の知見を得る.本年度は,4研究を実施した. DCプラズマCVDによるFeCo単結晶ナノワイヤ内包CNTの作製 平成20年度の研究を引き続き実施し,成長条件を制御してFeCo単結晶ナノワイヤ内包CNTの直径や長さを制御する技術を確立した.この研究から,CNT成長初期のナノパーティクルの作製過程がCNTの直径に大きく影響していることが分かった.この成果をもとに,大面積基板上FeCo単結晶ナノワイヤ内包CNTの研究を開始した. 高分解TEM(HR-TEM)による内包したFeCo単結晶ナノワイヤの微細構造評価 TEMのよりCT(Computed Tomograph)法の原理を応用したトモグラフィー法をもちいて,FeCo単結晶ナノワイヤ内包CNTの3次元ナノ構造解析に成功した.
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Research Products
(4 results)