2008 Fiscal Year Annual Research Report
波浪影響を避ける新コンセプト船システム実現のための研究
Project/Area Number |
20360392
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
平山 次清 Yokohama National University, 大学院・工学(系)研究科(研究院), 教授 (00018061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 道雄 独立行政法人海上技術安全研究所, 流体部門, グループ長 (60358405)
塚田 吉昭 独立行政法人海上技術安全研究所, 流体部門, 主任研究員 (90425752)
土井 康明 国立大学法人横浜国立大学, 国立大学法人広島大学工学研究科, 教授 (10134454)
岩下 英嗣 国立大学法人横浜国立大学, 国立大学法人広島大学工学研究科, 教授 (60223393)
庄司 るり 国立大学法人横浜国立大学, 国立大学法人東京海洋大学海洋工学部, 講師 (50272729)
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Keywords | 浅深度潜航 / 動揺制御 / 潜航翼 / 波浪影響回避 / 水上船舶 |
Research Abstract |
船の揺れによる船酔いや積み荷の損傷、荒天海象による遅延や低気圧・台風・ハリケーンによる風・波での全損事故もいまだに後を絶たない。本研究は“荒天時には浅く潜航して難を避ける可船船舶を実現するためにあるべき全体システムの構築および実現性の技術的評価"が目的である。サブテーマ1(S1):効率的な潜航方法の検討と耐航・回避性能の評価(担当:横浜国立大学、東京海洋大学)。(ア)想定船種・航行海域の海象、潮流などを調査し荒天海域を回避せず直行した場合の潜航時間、所用時間短縮度について基礎的検討を行った。(イ)従来の手法をベースに浅深度潜航時の運動推定プログラムを作成し目標運動抑制限界を満たすに必要な潜航深度の検討をおこなった。サブテーマ2(S2):3次元流体力の評価・検討および最適船型・翼・の検討(広島大学)。従来から使用されている解析的手法およびCFD手法を潜水船型に適用し数値計算を実施した。関連して袋状の弾性浮体を没水状態で曳航するときの運動や圧力分布についても実験・理論計算を実施した。サブテテマテーマ3(S3):浅潜航時の操縦運動推定法および燃料電池システムの検討(海技研、横国大)。海中ビークル等海中移動体の操縦運動数学モデルを構築し試計算を実施した。また模型実験の準備的検討も開始した。サブテーマ4(S4):一般配置及び耐圧殻構造・水素貯蔵法の検討(横国大、海技研)。一般配置等の決定は(S1, S2, S3)の検討がすまないとできない。従って具体な検討は平成21年度以降となる。サブテーマ5(S5):荒天時用浮体式バース・水素ステーションの提案と評価(横国大)。なお定時性を確保するための全天候型のバースの検討を開始した。
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Research Products
(1 results)