2009 Fiscal Year Annual Research Report
地域再生に向けた中間支援組織としてのグラウンドワークの普及・定着条件の研究
Project/Area Number |
20380133
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
千賀 裕太郎 Tokyo University of Agriculture and Technology, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (90142231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 俊幸 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (50271846)
朝岡 幸彦 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (60201886)
三橋 伸夫 宇都宮大学, 工学部, 教授 (50229746)
鎌田 元弘 千葉工業大学, 工学部, 教授 (30224645)
広田 純一 岩手大学, 農学部, 教授 (00173287)
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Keywords | グラウンドワーク / パートナーシップ / 中間支援型組織 / 社会的企業 / 農村地域 |
Research Abstract |
平成21年度においては、前年度の成果を受け、日本各地における中間支援型組織による多様な主体の共同事例を分析把握するため、(財)グラウンドワーク協会と協議のうえ50団体を選んで、パートナーシップの形成実態を把握するためアンケート調査を実施した。この結果から、市民団体、行政、企業による多様な組織間の共同のあり方のモデル的なアプローチを明らかにすることができた。 また、グラウンドワークが地域における社会的企業を支援することが今後ますます重要な責務となることから、英国の農村地域における社会的企業の実態と、それを地域において支援する中間支援型組織による多様な主体の共同事例の調査を実施した。この結果、英国においては、中間支援型組織及び地域におけるパートナーシップを前提とした社会的企業を支援する制度的整備が進展していること、中間支援型組織の運営には、高いミッションと豊かな能力を有するリーダーの存在を確保する社会的条件があることなど、日本においてグラウンドワークが社会的企業支援を行う上で参考になる多くの知見を得ることができた。 本研究の中間的な総括と成果の普及等を兼ねて、長野県飯田市と新潟県上越市の2地区において、地元の住民、活動団体や行政者とともに、公開ワークショップを実施した。ここでは、現実的なグラウンドワーク実践手法と支援策について活発な論議が展開し、最終年度の研究成果取り纏めに向け、有益な情報を得ることができた。 以上のように、本研究の目的の達成に向け、平成21年度においても円滑な調査研究を実施することができた。
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Research Products
(15 results)