Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻原 勲 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (80204113)
千葉 一裕 東京農工大学, 大学院・連合農学研究科, 教授 (20227325)
南石 晃明 九州大学, 大学院・農学研究院, 教授 (40355467)
小島 寛明 東京農工大学, 産官学連携・知的財産センター, 教授 (30334478)
|
Research Abstract |
研究科実施年度組織した三つのタスクフォースを軸にし,連携研究者の小島陽一郎(博士(農学),HAT株式会社・精密農業研究部長)を社会実験コーディネータにして研究推進した。 (1)知財解析タスクフォース(澁澤,小島,荻原):正林特許事務所の協力の下に,本庄精密農法研究会メンバーの農作業記録を公証役場にて日付証明保護を行い,ノウハウ保護のケーススタディを実施した。農林水産技術情報協会と協力し,農業知財の利活用実態と課題につき調査を実施した。知財の取得・保護と運用には異なるロジックが必要であることが判明した。 (2)農法解析タスクフォース(澁澤,南石,荻原,千葉):本研究成果を生かし,農法の記録・知財の創造を軸にした植物工場の新概念と構想を提案したところ,経済産業省により事業採択された。食品安全・環境保全・労働安全を柱にした農法解析の成果が,我が国のGAP共通基盤ガイドラインとして反映された。情報付きほ場と情報付き農産物のための技術開発を推進した。 (3)社会実験タスクフォース(澁澤,荻原,南石,千葉):本庄PF研究会及び埼玉県農業振興センターの協力の下,小売店のライフ浦和店にてブランド野菜である「本庄のトキメキ野菜」の店頭販売実験が再開された。H2Oに実施した大丸浦和パルコ店での社会実験につき,農家,全農,市場,小売店,消費者へのヒアリングやデータ解析を進め,農商工連携によるブランド農産物の生産販売力の要因分析を行う。
|