2009 Fiscal Year Annual Research Report
自閉症関連障害のオキシトシン関連遺伝子cd38の変異とオキシトシン補充療法
Project/Area Number |
20390311
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
三辺 義雄 Kanazawa University, 医学系, 教授 (60181947)
|
Keywords | 自閉症 / 全般性発達障害 / オキシトシン / CD38 / MEG / NIRS / 遺伝子研究 / 脳画像研究 |
Research Abstract |
I自閉症におけるオキシトシン関連研究 (1)大家系を中心とした自閉症スペクトラム障害のサンプルによるCD38の遺伝子変異の検討:CD38のSNPを有する自閉症スペクトラム障害とそれを有さない者との間の臨床精神医学的、神経化学的、神経生理学的、自律神経学的観点からの検討し、論文にまとめた (2)CD38のSNPを有する自閉症スペクトラム障害へのオキシトシンの効果を検討する臨床試験:倫理委員会の認可を受け、まず健常者での検討の準備を終了した。 II MEG、NIRS同時計測装置の試作設計及び健常人でのMEGとNIRSの同時測定の実現と有用性評価 (1)MEG、NIRS同時計測を可能にする要素開発:MEGへの影響を与えないNIRS用のファイバー先端部の材質をもちいて、MEG、NIRS同時計測を可能とする薄型ファイバー(厚さ5mm)を開発しMEG、NIRS同時計測を可能とする統合試作機を作成した。実際に世界初となる多チャンネルのMEG・NRISの同時測定が可能となった。 (2)MEG同時測定のための幼児用NIRSヘッドギアの改良: 子供にとって不愉快にならないように、簡便に薄型NIRSファイバーを装着できるように考案された、後方から毛髪をかき分けるスタイルのカチューシャ型幼児用NIRSヘッドギアを開発し意匠登録した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Journal Article] Oxytocin signal and social behavior : comparison among adult and infant oxytocin, oxytocin receptor and CD38 gene knockout mice2010
Author(s)
Higashida H, Lopatina O, Yoshihara T, Pichugina YA, Soumarokov AA, Munesue T, Minabe Y, Kikuchi M, Ono Y, Korshunova N, Salmina AB
-
Journal Title
Journal of Neuroendocrinology Epub ahead of print
Peer Reviewed
-
-
-