2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20390539
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小板橋 喜久代 Gunma University, 医学部, 教授 (80100600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 奈津子 群馬大学, 医学部, 講師 (00292615)
田渕 祥恵 群馬大学, 医学部, 助教 (00400763)
小林 しのぶ 群馬大学, 医学部, 助教 (70451721)
渡邊 岸子 新潟大学, 医学部, 准教授 (10201170)
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Keywords | 体系的CAM講座 / e-learningシステム / 遠隔授業 / 看護介入法 / 実技研修 |
Research Abstract |
独自に開発した「看護における補完代替療法学講座」カリキュラムを開設運営した。4月から9月までの期間に、募集要項の作成と受講生の募集【公募】を行った。またe-learningシステムと遠隔授業方式による講義の展開や資料の提示など、運営上の打ち合わせと模擬授業の展開により、確実に講座が運営できることを確認した。システムの運用上の技術的な問題について情報メディアセンターの協力を受けた。まず運営する側が、e-learningシステムの有効性と操作手技をマスターすることが必要であり、講座の成果に大きな影響が出ると考えられる。 臨床看護師を対象者としてモニター生を募集し、15名の受講生を選定した。群馬大学及び新潟大学の2つの会場で遠隔授業を実施した。 体系的なCAMの知識のカリキュラムとして、毎月1回合計10回の基礎講座を計画した。平成22年3月末時点で、合計6回の講座を終了したが、22年4月以降も引き続き講座を開設する予定である。講座の内容は、はじめの3回を看護におけるCAM講座の総論とし、CAMの時代的な要請と看護との関連について、受講生が自分の見解を得ることを目指した。後半の3回と引き続き22年度の講座は、CAM講座の各論とした。看護介入として活用が期待されている看護技術(リラクセーション法、タッチ・マッサージ手技、動作法)を取り上げた。21年度の講座の運営に当たっては、e-learningシステムの使用法とシステムを使ってのレポート提出などに操作上の不慣れもあり細かなフォローが必要であったが、講座を重ねるうちに手段に関するトラブルを解消することができた。またテレビ会議システムを使った遠隔授業への双方の受講生の参加・発言の意識も高まり、双方の会場からの有効なディスカッションができるようになるまでに、数回の講座の体験が必要であった。 講座運営上のシステム評価、講座授業評価、受講生の成績(到達度)評価の3つの側面から評価を行った。その結果、21年度講座運営については概ね有効と評価できた。
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Research Products
(1 results)