2010 Fiscal Year Annual Research Report
女性のリプロダクション健康課題の意思決定支援教育コンソーシアムとプログラム検証
Project/Area Number |
20390567
|
Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
有森 直子 聖路加看護大学, 看護学部, 准教授 (90218975)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
|
Keywords | 意思決定 / リテラシー / 看護学 / 女性 / 健康 |
Research Abstract |
研究の3年目に当たり、これまで検討した教育プログラムを、2月20日に開催した。 リクルートは、産科領域、意思決定に関心をもつ医療者等にスノーボール方式で行った。受講生は19名であった。 プログラムは、目標を以下のように定めて行った。1)個人のライフサイクルにおける意思決定場面および支援が必要な状況を理解する;(1)個人のライフサイクルにおける意思決定場面および支援が必要な状況を理解する、(2)女性のリプロダクションに関する意思決定の特徴と困難について理解する。2)共有意思決定を基盤にした支援とその評価について理解する;(1)個人の意思決定を支援する「オタワ意思決定支援」の概念枠組みを理解する、(2)ニーズを把握する「decision conflict scale」と「オタワ個人意思決定ガイド」の具体的な内容を理解する、(3)共有意思決定支援の必要性とその概要(概念)について理解する、(4)共有意思決定支援anticipatory guidanceを基本としてEBMに基づいた情報の提供を理解する。3)意思決定支援を実施し評価できる;コミュニケーションスキルを習得する。4)臨床実践において、意思決定支援を行う際の障壁について考察できる;意思決定支援が必要な場面に関する事例について、各自で行ったアセスメントをもとに意見交換を行い、その後グループ毎にロールプレイを行う。 プログラムは、上記目標の1),2)は講義形式として行い、3),4)はグループワークとロールプレイを行った。 評価は、成果評価を事前事後の事例問題の得点差で検討し、プロセス評価をフォーカスグループインタビューから明らかにする。現在分析中である。以上のプログラム内容は、2011年6月に開催される、International Shared Decision Makingの国際学会にて発表する。また、本科研の研究のプロセスは、すでに構築されているHP上で掲載して国内の意思決定関係者とのネットワーク構築をより充実したものにしていく予定である。
|
Research Products
(3 results)