2009 Fiscal Year Annual Research Report
双子・三つ子・四つ子8000例の発育・発達に関する縦断研究:単胎児との比較分析
Project/Area Number |
20390575
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
横山 美江 Osaka City University, 大学院・看護学研究科, 教授 (50197688)
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Keywords | 三つ子 / 単胎児 / 身長 / 発育 / 運動発達 |
Research Abstract |
三つ子の在胎週数は,平均34週と短く,出生体重もそれぞれおよそ1700gと低体重である。このように在胎週数が短くかつ低体重で出生する多胎児の発育・発達過程は,単胎児とは異なった点が多く,発育・発達遅滞が多発しており,発達障害に至るケースも少なくない。今年度の研究では,在胎週数が短くかっ低体重で出生する三つ子の身体発育を縦断的に調査し,厚生労働省が報告している一般児の身体発育値との比較から三つ子の身体発育の特徴,特に身長を中心に分析した。 その結果,一般児との身長差は出生時に15%と最も大きく(男児,-7.Ocm;女児,-7.Ocm),最初の1年でその差は減少するものの,6歳まで2%から5%の差(男児,-3.7cm;女児,-3.3cm)で推移し,6歳になっても一般児と差があることが明らかとなった。また,出生身長は,1歳から6歳までの身長の発育に最も強く影響していることが判明した。 加えて,三つ子の運動発達についても単胎児との比較から分析した。2000g以上の三っ子の発達は,おすわり,独り歩きの項目において単胎児よりも遅れる傾向があることが判明した。
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Research Products
(8 results)