2010 Fiscal Year Annual Research Report
地域の保健医療施設に対する院内感染対策の向上をめざす支援プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
20390578
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
土井 まつ子 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (00155615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠田 かおる 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (70329829)
近藤 陽子 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (40510475)
三善 郁代 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (00440727)
中川 善之 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10155690)
脇本 寛子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (40336706)
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Keywords | 衛生 / 看護学 / 感染症 / 感染管理 / 微生物 |
Research Abstract |
平成22年度は、研究協力への了承が得られた5施設に対して、プログラムによる施設への支援を実施した。研究の依頼が実施できた5施設は、200床程度の中規模病院2施設、経費老人ホーム1施設、老人保健施設2施設であった。これらの施設に対して以下の介入を1年間実施した。 (1) 現場視察によるコンサルテーション、(2) 感染症サーベイランスの導入、(3) 環境調査、(4) 教育・啓蒙を目的とした学習会を施設ごとに実施した。なお、この1年間に上記の5施設において問題となる感染症は発生しなかった。さらに本年度は、地域連携や感染対策の向上を目的に、ホームページの開設に向けて、トップページを修正し、掲載する内容について検討し学内HPに掲載した。 介入の結果、5施設中4施設では、感染対策の組織化や活動が活発になるなどの好ましい変化が認められた。この支援プログラムを受けた4施設は、このプログラムを受けた効果を評価しており、介入前後の調査結果から、介入後には、感染対策の重要な課題である標準予防策や感染リスクに対する認識や知識が向上していた。1施設(老人保健施設)については、実施期間中に施設側の理由によって、研究の継続が不可能となったため、評価ができなかった。半年後の感染対策を評価するために事後調査を依頼することにした。さらに、平成23年度に向けて、研究協力依頼を行い、2施設の施設長から内諾を得ることができたので、改めて平成23年4月以後に各施設への説明を予定している。
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Research Products
(1 results)