2012 Fiscal Year Annual Research Report
地域の保健医療施設に対する院内感染対策の向上をめざす支援プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
20390578
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
土井 まつ子 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (00155615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 善之 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10155690)
脇本 寛子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (40336706)
高橋 知子 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (60612257)
篠田 かおる 愛知医科大学, 看護学部, 講師 (70329829)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 感染対策 / 支援 / 保健医療施設 / 小規模病院 / 老人保健施設 / 支援プログラム |
Research Abstract |
平成20年度から今年度までに、施設側の希望により研究を開始した10施設のうち、中規模病院1施設、小規模病院4施設、老人保健施設2施設及び経費老人ホーム1施設の計8施設が研究対象として1年間の支援を完了した。支援終了から1年経過した時点で、これら8施設の感染対策をそれぞれ評価し、その結果を各施設にフィードバックしてきた。今年度はこれまでの研究を総括し、研究協力を受けた感染予防ネットワーク主催の研修会及び今回作成したホームページに研究成果を公表するとともに、関連学会などにおいて研究成果を発表した。さらに、学術誌への発表も進行中である。 本研究で作成した支援プログラムによる支援の結果、8施設すべてにおいて、感染対策を実行するチーム又は委員会が結成され、組織横断的な感染対策が実施されるようになった。また、感染対策やケアマニュアルの整備にともない、施設内で統一された感染対策が実施されるようになった。以上から、支援前に比べて支援後には各施設の感染対策及びそのシステム化が進展したことが明らかになった。質問紙調査の結果では、個人防御具の使用や手指衛生などの標準予防策を適切に実施することの重要性が職員に認知され、支援前に比べ支援直後には感染対策への認識が向上し、その傾向が支援から1年後においても維持されていることが示された。本研究における支援では、提供される支援の内容を各施設が必要に応じて選択できること、被支援者である施設のメンバーが主体となって感染対策を進めるために支援者はスーパーバイザーの役割を担うこと、質問紙調査を支援前、支援直後、支援終了後1年を経過した時点で実施し、その結果をフィードバックすることなど支援方法に特徴がある。支援のプロセスを検討した結果、我々のプログラムによる支援はこのような支援方法で実施されることによって施設の感染対策の向上に寄与することができたと考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)