2009 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代の東南アジアにおける地方政治の新展開-首都、エネルギー、国境
Project/Area Number |
20402003
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岡本 正明 Kyoto University, 東南アジア研究, 准教授 (90372549)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ABINALES Patricio 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (60314267)
水野 広祐 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (30283659)
本名 純 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (10330010)
生方 史数 岡山大学, 環境学研究科, 准教授 (30447990)
見市 健 岩手県立大学, 総合政策学部, 准教授 (10457749)
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Keywords | 東南アジア / 地方政治 / 地域研究 / エネルギー作物 / グローバル化 |
Research Abstract |
冷戦崩壊後のアジア経済危機を克服した東南アジア諸国は今、グローバルなビジネスやイデオロギーのネットワークの展開・拡大により急速な社会・政治・経済変容を遂げている。本研究は、こうしたネットワークの東南アジアの地方政治への影響を分析し、政治体制の違いを超えて地方政治が同質化しつつあるのかどうかを検証することを目的としている。 本年度は、研究者・分担者・連携研究者など計六名でマニラを訪れ、MMDA副長官、市議会議員、NGO活動家らへのインタビューを行い、それぞれの研究者が異なった視点から地方政治の有り様を理解することができた。また、代表者はインドネシアの南スマトラ、西カリマンタン州、そしてフィリピン南部のミンダナオのアブラヤシ農園を訪れるとともに、NGO活動家らと意見交換をして、アブラヤシ農園に関わる政治について分析をした。また、アブラヤシ研究会を立ち上げ、総勢30名近くで文理融合型研究を推進する体制が整った。首都班の成果としては、昨年度の国際シンポを踏まえ、インドネシアの都市部で進展しているイスラーム化を大きな焦点に当てた英文編著本ができた。加えて、都市部のインフォーマル・セクターが一つの票田となっているポピュリスト政治家を取り上げた編著本も拠点事業の一環として出版され、分担者が編者、代表者が執筆者となった。
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Research Products
(47 results)
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[Book] Populism in Asia2009
Author(s)
Mizuno Kosuke, Pasuk Phongpaichit, ed.
Total Pages
228
Publisher
National University of Singapore Press, Kyoto University Press