2012 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーキングに基づくネパール型循環型発展社会システムの構築に関する研究
Project/Area Number |
20402005
|
Research Institution | University of the Sacred Heart |
Principal Investigator |
|
Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
|
Keywords | ネパール / 持続可能なコミュニティ指標 / コミュニティのネットワーキング / NGO / 経済発展 / 環境教育 / 循環型発展社会 / 環境問題 |
Research Abstract |
2012年度は、前年度からの研究に引き続いて、聖心女子大学、早稲田大学、National College (Kathmandu) の協力体制により、主に「Sustainable Community Indicators(持続可能コミュニティのための管理指標)による課題分析」、「持続可能な観光産業の発展」、並びに「女性事業者による経営活動のビジネスモデル」の3つのテーマについて研究を実施した。まず、「Sustainable Community Indicatorsによるネパール現地コミュニティの課題分析」においては、前年度までに明らかとなった重要指標を用い、複数のコミュニティの現状課題についてフィールド調査を行い、課題分析を行った。その結果、コミュニティによって事情の異なる課題の差異が認められ、コミュニティ内で課題を共有し、重要指標を明確化することの重要性が明らかとなった。「持続可能な観光産業の発展」については,2009年~2011年の間に実施した持続可能コミュニティのための管理指標の研究を発展させ、持続可能な観光産業に焦点を当てた現地フィールド調査を設計し、実施した。フィールド調査は、都市部と農村部の計3か所で実施した。収集したデータに基づく分析を行った結果、首都近郊と国立公園近郊で重視すべき指標が異なることが明らかとなった。「女性事業者による経営活動のビジネスモデル」については、2011年度の成果を発展させ、女性事業者による経営活動のビジネスモデルを対象としたアンケートによるデータ収集を実施した。フィールド調査は、都市部と農村部の計4か所で実施した。調査並びに分析の結果、現状の課題を明らかにし、将来展望を考察した。以上の成果により、ネパール現地における循環型発展システムの構築へ向けた現状課題について、3つの視点から分析結果を提示することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|