2008 Fiscal Year Annual Research Report
学術用高速インターネットを用いたアジア遠隔医療システム構築のための体系的調査研究
Project/Area Number |
20406027
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
清水 周次 Kyushu University, 大学病院, 准教授 (70274454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 雅夫 九州大学, 医学研究院, 教授 (30163570)
中島 直樹 九州大学, 大学病院, 准教授 (60325529)
岡村 耕二 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 准教授 (70252830)
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Keywords | 遠隔医療 / 外科 / 内科 / 情報工学 / アジア |
Research Abstract |
本年度の当初の計画に沿った形で記述する。 1.新技術の導入 平成20年8月5日、MPEG2000という新しいハイビジョンシステムを使用し、シアトルからニュージーランドと東京の会場へ、脳外科の手技をライブで送信した。画像も素晴らしく、DVTSにより3会場問での討論も行われた。 2.地理的拡大 1)ニュージーランドへは上述のイベントに加え、オーストラリアやアジアを結んだ内視鏡ライブ手術やヘルスケアに関するテレカンファレンスを行った。 2)新しく接続された施設としては、日本では京都大学、山口大学、東海大学、産業医科大学、藤田保健衛生大学など、韓国では順天卿病院、アサンメディカルセンター、中国では北京大学第一病院、またベトナムのチョウレイ病院、さらにはヨーロッパのバルセロナ地域臨床病院(スペイン)、プラハ中央病院(チェコ)などへも新しく接続できた。 3)その他アメリカ、カナダ、オランダ、ドイツの新たな施設への接続性についても調査した。 3.コンテンツの充実 1)平成20年6月28日と7月26日に初めて心カテのライブデモンストレーションを行った。また同5月13日には医学部の学生100名に対し、韓国からのライブ手術を見学しながらの授業を体験させることができた。 2)早期胃がん、内視鏡症例、地域医療連携の定期テレカンファレンスをそれぞれ3回、5回、2回施行した。 4.新たな組織作り 活動を組織的に推進していく目的で、平成20年10月、九州大学病院に「アジア遠隔医療開発センター」が新設された。
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Research Products
(26 results)