2008 Fiscal Year Annual Research Report
移動カメラ映像データベース/マイニングによるアウェアネス提供システム
Project/Area Number |
20500098
|
Research Institution | Advanced Institute of Industrial Technology |
Principal Investigator |
嶋田 茂 Advanced Institute of Industrial Technology, 産業技術研究科, 教授 (20426604)
|
Keywords | アウェアネス提供サービス / ITS分野への適用 / 映像ストリーム収集 / 映像ストリームデータベース / 画像特徴量 / Webデータベース / リスト型タグ付け方式 / メタデータアーカイブ |
Research Abstract |
・アウェアネス提供サービスをITS分野で活用する場合のサービスシナリオを検討。そのサンプルとして、駅前に家族を迎えに行くシナリオ・駐車場入場への待ち行列探索シナリオ・交差点事故の映像解析シナリオの3つを対象にして、想定される駐車車両や通過車両の配置状況の把握方法について検討。 ・今年度の目標であるデータベース化の対象とする移動カメラからの映像ストリーム収集に関して:複数台のドライブレコーダからの映像ストリームが得られたのと同じ効果が得られる360度サラウンドカメラを搭載した車両を用意して、それらをサービスシナリオに基づき複数台連動して撮影する実験を実施。これによって得られた映像ストリームのデータ容量は全体で126Gbyte、総フレーム数50万フレームに及んだ。 ・映像データベースの構築に関して:映像ストリームのデータベース構築方法として、(1)ある程度の時系列を持った連続ストリームの塊単位にレコード化するストリーム塊単位の管理方法と、(2)映像ストリームを構成する各フレームをそれぞれ個別に管理するフレーム単位の管理方法との2方式を比較・検討。画像特徴量の多様性をきめ細かく関係付ける観点から、(2)の方式を採用し、Webデータベース化を図った。そして、画像特徴量の抽出タイミングの順序を自由にし、しかもそれらの関係付けを多重に記述可能な、リスト型タグ付け方式とそのプロフィールを効率的に反映可能なメタデータ化方式を検討。 ・アウェアネスを、ユーザに最も興味のある映像ストリームとして配信するサービスをシステム運用の観点から検討。各車両で撮影され蓄積されている映像ストリームのメタデータだけをセンターサーバでアーカイブ管理して検索に対応させ、適合した映像データは各車両から直接転送される分散配信方式を検討。 ・これら一連の検討により、実用的なアウェアネス提供サービスシステムの方式検討が進展したと判断される。
|
Research Products
(3 results)