2009 Fiscal Year Annual Research Report
移動カメラ映像データベース/マイニングによるアウェアネス提供システム
Project/Area Number |
20500098
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Research Institution | Advanced Institute of Industrial Technology |
Principal Investigator |
嶋田 茂 Advanced Institute of Industrial Technology, 産業技術研究科, 教授 (20426604)
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Keywords | アウェアネス提供サービス / ITS分野への適用 / 映像ストリームの検索 / 時空間検索高速化 / 映像データベース / スマートフォンGUI / 画像マイニング / ハザードランプ認識 |
Research Abstract |
・前年度に引き続き、アウェアネス提供サービスをITS分野で活用する場合のサービスシナリオを検討。従来のドライブレコーダが、一般ドライバの車両に普及しない(装着率0.1%以下)問題を分析。その原因として、事故時以外の通常時に何の役にも立っていないことから、この通常時に役立つコンテキストアウェネスサービス機能を策定。 ・アウェアネス提供サービスをより広く普及させるため、ドライブレコーダ専用のハードウエア構成からより汎用的なスマートフォン構成に切り替えて検討、映像のアーカイブサーバもクラウド構成に変更。 条件指定からの映像ストリームの検索メカニズムの開発関係: ・スマートフォンを用いたUGC(User Generated Contents)形式でアーカイブされる映像+位置データを用いてデータベース化を行い、従来の事故時の映像サービス(事故解析モード)の他に、通常時にも任意の位置・時間指定から該当映像を提供するサービス(Context Awarenessモード)を行うことが可能なシステムを開発 アウェアネス条件指定から映像ストリーム検索の高速化関係: ・MPeg映像をJPeg静止画列に分解して時空間属性を付与し、それに時空間インデックスを張ることにより空間近傍演算を高速化させ、条件検索後の静止画列をMPeg化して映像提供するような映像データベースの構築方式を開発 ・時空間の条件設定には、映像アーカイブサーバに接続したスマートフォンの画面に空間情報を表示させ、例示ベースの簡単な操作から映像を検索できるようなGUIを開発 アウェアネス検索のための映像データマイニング関係: ・アウェアネスサービスの一例として、一時停車のリコメンド位置の状況を映像で確認できるサービスを検討。 ・一時停車のリコメンド位置を自動抽出する技術として、車両のハザードランプの点灯位置を画像マイニングにより自動認識する方式を開発。認識率は、晴天昼間の条件で約70%程度。
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Research Products
(3 results)