2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500099
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Research Institution | Okayama Prefectural University |
Principal Investigator |
横田 一正 Okayama Prefectural University, 情報工学部, 教授 (10273484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
劉 渤江 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (70252624)
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Keywords | 情報システム / 電子ペーパー / 仮想空間 / 情報提供 / 歩行ナビ / 強化現実 |
Research Abstract |
初年度(平成20年度)は2つの空間の融合のために実空間、歩行者、融合、コミュニケーションの各モデリングを行い、いくつかの部品の実装を行った。平成21年度はこれに基づきプロトタイプシステムの開発・改良を行う予定であったが、空間融合のための新たな知見を得たため、これを空間融合(Space Harmonizer)モデルとして提案し、前年席の実装機能の改良を行うと共に、必要技術の検討を行った。空間融合モデルとは、歩行者支援のための情報提供や強化現実(AR)にとどまらず、実空間と複数の仮想空間を位置情報を基に融合することにより、複数の空間を行き来することを可能にするもので、情報提供機能やAR機能の拡張になっている。今年度は仮想空間モデルとしては仮想3D空間モデルPasQを前提にした。本空間融合モデルでは上記機能の他に、空間の同期、ナビゲーション、オブジェクトの抽出、オブジェクトに対する質問、シースルービュー、等の付加機能について検討を行い、実現に必要な技術の洗い出しを行った。空間融合の提示機器として電子ペーパー機器を検討し実験を行ったが、現在入手可能な電子ペーパー機器は技術的には未熟で実験には適さなかったため、平成21年度は携帯用PC、ヘッドマウントディスプレイでの実験を行った。具体的な応用としては、岡山県立大学の屋外の主要部と一部建物の屋内をバーチャルキャンパス(仮想3D空間)化し、空間融合の視点がらの必要な機能を検討した。
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Research Products
(2 results)