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2010 Fiscal Year Annual Research Report

周辺車両ドライバの状態推定

Research Project

Project/Area Number 20500169
Research InstitutionMeijo University

Principal Investigator

山田 啓一  名城大学, 理工学部, 教授 (50394705)

Keywords運転支援システム / ドライバ状態 / 運転意図 / 推定 / 反応時間
Research Abstract

本研究は,周辺車両ドライバの状態に応じて適応的に自車両の運転支援システムを動作させることによってより効果的な運転支援を実現し,交通事故件数低減に寄与することを狙いとしたものである。本研究ではそのために,周辺車両ドライバの状態や意図を推定し行動を予測する技術,およびこれらの推定情報に基づく適応的な運転支援の方法の研究を実施した。昨年度までに,後続車両の車両挙動からその車両ドライバの突発事象に対するアクセル反応時間の確率分布を推定する手法を提案し,ドライビングシミュレータおよび実車両の走行データを用いて手法の評価を行った。本年度は更に多くの実車両の走行データの統計的分析により,提案手法の更なる評価を行うとともにこの手法の推定モデルのパラメータを明らかにした。本研究ではまた,対向車両ドライバの状態に応じて自車両ドライバを支援することにより,交差点における人為的ミスに起因する自動車交通事故を防止することを狙いとした研究を実施した。昨年度,対向車線を走行する車両のドライバが実行しようとしている運転行動が,その状況における通常の運転行動から逸脱しているか否かを,その車両挙動から検出する手法を提案したが,この手法は対象とする状況が複雑となった場合に適用が困難となる課題があった。本年度はこの課題を解決するため,より複雑な場面に適用できるように改良した手法を考案し,ドライビングシミュレータを用いた実験によりその有効性を確かめた。さらに本年度は,他車両ドライバが道路上の物体に気付いているか否かをその車両挙動から推定する手法についても基礎的な検討を行った。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 2010

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results)

  • [Journal Article] 運転行動が観測されたときの状況の通常からの逸脱の検出による交差点における右折行動の事故に至る可能性の予測2011

    • Author(s)
      林紀典, 山田啓一
    • Journal Title

      電気学会論文誌C

      Volume: 131(掲載決定)

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 交差点における対向車両の通常の右折行動からの逸脱の検出2010

    • Author(s)
      林紀典, 細江尚樹, 山田啓一
    • Journal Title

      自動車技術会論文集

      Volume: 41 Pages: 767-773

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 車両挙動からの後続車両ドライバの不注意運転傾向の推定2010

    • Author(s)
      紀平和俊, 山田啓一
    • Journal Title

      電気学会論文誌C

      Volume: 130 Pages: 1003-1009

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2012-07-19  

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