2008 Fiscal Year Annual Research Report
内皮幹細胞及び樹状突起細胞の動態からみた全身諸臓器血管活性化
Project/Area Number |
20500573
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
南條 博 Akita University, 医学部, 講師 (70250892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 正人 秋田大学, 医学部, 助教 (10315806)
小林 実貴夫 秋田大学, 医学部, 技術長 (20375306)
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Keywords | 内皮幹細胞 / 樹状突起細胞 / 血管 / 骨髄由来 / トレーニング |
Research Abstract |
トレーニングにより骨髄より動員された内皮幹細胞と樹状突起細胞が、全身諸臓器の血管の活性化に直接関与することを成体で明らかにする目的で、本研究を遂行した。今年度は最初にGFP骨髄キメラマウスを作製し、骨髄移植4ヶ月後からトレッドミルによる運動を負荷したトレーニングモデルマウスを作製した。1) 骨髄キメラマウスの作製 : ドナーとして蛍光発現するC57BL/6J-Tg(CAG-EGFP)トランスジェニックマウス(GFPマウス)(Okabe M. et.al. : FEBS lett. 407, 313-319. 1997)を、レシピエントとしてC57BL/6Jワイルドタイプマウスを用い、1.5x10^7個/0.2-0.5ml mediumをレシピエントマウスの尾静脈から注入した。2) キメリズムの確認 : レシピエントの骨髄、脾臓を抗GFP抗体で免疫組織化学染色で確認した。3) トレッドミル運動負荷モデルの作製 : 骨髄移植4ヶ月後にトレッドミル運動負荷モデルを作製した。トレッドミル負荷は1日2時間で4週間、8週間、16週間連続とし、それぞれトレッドミル負荷直後に屠殺し、運動負荷を課さないモデルをコントロール群とした。4) 組織標本作製 : マウスは屠殺1時間前に、BrdU(0.05mg/gの生理食塩溶液)を腹腔内に投与し、ネンブタール過量投与で屠殺した。キメラマウスを4%パラホルムアルデヒド液で大動脈灌流固定後、全身諸臓器の凍結およびパラフィン組織ブロックを作製した。大動脈は上行大動脈起始部から腸骨動脈分岐部までを切り出し、約5mm長の切片に分けてリン酸バッファーに入れ、全載標本用として、凍結切片用ブロックとともにディープフリーザーに保存した。
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Research Products
(7 results)