2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Study on the mechanism for muscle atrophy and associated with diabetes and suppress it using anti-oxidant.
Project/Area Number |
20500628
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
OHMORI Daijiro Juntendo University, 医学部, 教授 (00124967)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 生活習慣病 / 2型糖尿病 / インスリン抵抗性 / 筋萎縮 / 抗酸化物質 |
Research Abstract |
本研究では糖代謝のターゲット臓器として骨格筋に注目し、2型糖尿病発症予防および合併症の軽減を達成目標とする。抗酸化物質としては赤色カロテノイドであるアスタキサンチンを採用し、2型糖尿病モデルラットとしてOLETFを用いて以下の計画で研究を行う。 2型糖尿病モデルラット(OLETF)の糖尿病発症初期の臓器を用いて、酸化傷害タンパク質、リン酸化タンパク質にターゲットを絞ったプロテオーム解析の手法を用いて、筋萎縮発症に伴う細胞内シグナル伝達物質の変化に関する知見を得る。得られた知見を基にして、抗酸化物質投与によるインスリン抵抗性軽減と糖尿病に伴う筋萎縮抑制との関連について考察する。 次に、糖尿病後期(約2年後)まで飼育を続け、抗酸化物質投与の糖尿病合併症に対する影響を調べる。まず、糖負荷試験・血中インスリン・コレステロール・中性脂肪・HDL量・体重・筋重量・尿タンパク量を測定した後、臓器、主に骨格筋・血管・心臓・膵臓・腎臓の組織像および酸化傷害マーカー等の生化学的知見を得る。得られた知見を基にして、抗酸化物質投与と糖尿病合併症との関連について考察する。 以上の実験の結果をふまえて、ホイールを用いた自由運動負荷を与えた場合の効果についての実験を実施し、規則的な運動と抗酸化物質投与がインスリン抵抗性の改善、糖尿病に伴う骨格筋萎縮抑制に対して相乗効果を与えるかについての知見を得る。
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Research Products
(4 results)