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2010 Fiscal Year Annual Research Report

地域通貨を活用した地域経済の活性化-エコツアーやバイオマスを組み込んで-

Research Project

Project/Area Number 20500649
Research InstitutionNaruto University of Education

Principal Investigator

渡邉 廣二  鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (90167122)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長濱 太造  徳島文理大学, 人間生活学部, 助教 (40330758)
佐渡 君江  四国大学, 生活科学部, 教授 (20215908)
Keywords木質バイオマス / 燃料チップ / 間伐材 / 林地残材 / 地域通貨 / 森林環境税
Research Abstract

モリ券はNPO土佐の森・救援隊が発行する地域通貨券であり,2003年4月の設立以来発行されている。NPOの活動の発展とともにモリ券もその性格を変化させてきた。
1.ボランティア記念としてのモリ券
NPOは発足当初から森林ボランティア活動を行っている。活動参加者は間伐方法を習得し間伐技能を向上させることに関心がある。とくに都市住民にとっては森に入って汗を流すこと自体が楽しみである。したがって1日の労働のあとに配布され,限定された地場産品と交換できるモリ券は,参加者にとってそれで何かを買う通貨というよりは「ボランティア活動の記念」という意義をもつ。
2.交通費を支給するモリ券
2007年10月から会員のみで行うNPV活動という名の林地残材の集積・搬出活動を行っている。こうした活動を始めたのは,一方で,いの町との間で森林整備の協定を結とともに,他方でNEDO実験事業の一環として仁淀川町との間で収集運搬システムについて業務再委託契約を結んだからである。本格的活動を行うためにモリ券にも工夫が加えられる。それは通常のモリ券に加えて色モリ券が配布され色モリ券1枚で10リットルのガソリンを支給することとした。
3.生活費を稼ぐモリ券
NEDO実験事業に対する仁淀川町の支援が進むなかでモリ券はいの町の地元スーパーでも使用できるようになる。こうして,モリ券は「ボランティア活動の記念」「地場産品との交換券」という性格をそのうちに含みながらも,それを越えて生活物資を購入するための地域通貨という性格が付加される。モリ券は生活費を稼ぐ副業収入に変わる。

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Published: 2012-07-19  

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