2010 Fiscal Year Annual Research Report
災害時を想定した電源を有し高齢者の動きと通信トラヒックとの相関を考慮した安否確認
Project/Area Number |
20500662
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Research Institution | Salesian Polytechnic |
Principal Investigator |
吉野 純一 サレジオ工業高等専門学校, 機械電子工学科, 准教授 (40280367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市村 洋 こども教育宝仙大学, こども教育学部, 教授 (10176307)
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Keywords | 安否確認 / 熱電変換素子 / ソーラーセル / アクティブRFID / 自然災害 |
Research Abstract |
本年度は昨年度の結果を踏まえて、安否確認法を支援するシステム案作成及びシステム構築の検討を研究分担者ともに実施した。 (1)安否確認法を支援するシステム案作成 災害時の安否確認の把握のため、すでに発生した災害地の情報収集をした。これをPCへ入力しデータの蓄積を図った。さらに気象情報データを基にした温度差発電の可能性とそのシステムの構築をおこなった。 (関連研究成果4編発表) (2)システム構築の検討 熱電変換素子を用いたバッテリレス駆動方式は、人肌と外気温による温度差発電をベースとしているため、有効性があると思われる。しかし、外気温は一定ではなく、季節や場所による影響を絶えず受けている。そのため、現段階ではある条件においては駆動可能である。(関連研究成果1編発表) (3)災害時の人の流れ分析 災害時における避難シミュレーションをパソコンと実際に大勢の人によって行った。条件としては、公共物(学校等)から駅までを想定し、避難経路を多人数で行動した場合の時間やそこでの問題点の抽出を行った。また歩数や人と人との間隔一定、ランダムな場合でも行った。(関連研究成果2編発表) (4)熱電変換素子とソーラーを用いたハイブリッド新電源方式試作・評価 熱電変換素子による発電は季節や時間により不安定要素があった。そこでソーラーセルとの組合せによる駆動方式を試作・評価を行った。熱電変換素子とソーラーセルの特性から組合せによる電源供給方式は有効性のあることが分かった。(関連研究成果5編発表)
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Research Products
(14 results)