2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500786
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
SCOTT Howell Sophia University, 理工学部, 教授 (60286763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 剛 上智大学, 理工学部, 助教 (20333049)
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Keywords | 化学英語 / 複合名詞 / 科学リテラシー / 錯体化学 / コーパス |
Research Abstract |
複合名詞の用法についてコーパスを用いて調査・考察を行った。以下に要約を記す。 【研究方法】 Dalton Transactions誌に掲載された英語圏の出身、または英語圏の研究機関に在籍する化学者の論文を10報選び、複合名詞として認識される用語を抽出した。この中より頻出名詞について他の論文中での用法を調べるため、検索対象分野をchemistryに限定し、PERC (Professional English Research Consortium)コーパスにかけて、KWIC (Key word in context)形式で表示し、単語構成を検討した。 【結果と考察】 名詞40種のPERCコーパスによる使用法の調査より、以下の傾向を見いだした。 1. 複合名詞の従属部は単数形:これは従属部が主要部を修飾し、形容詞的な役割をしていることによる。3単語構成の場合も同様である。例:○ metal complex, × metals complexes 2. 4語以上から成る複合名詞の数は少なく、測定方法などに用いられている。 例:transmission electron microscope pictures、X-ray powder diffraction pattern 3. [名詞+名詞】と[形容詞+名詞]の違い:従属部の名詞を相当する形容詞に置換した場合を次に示す。 例 同じ意味:acid solutionとacidic solution ; structure refinementとstructural refinement異なる意味:metal complexとmetallic complex ; ion beamとionic beam
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Research Products
(1 results)