2008 Fiscal Year Annual Research Report
四川省チベット地区における中国共産党の宗教政策及び統一戦線活動に関する研究
Project/Area Number |
20510240
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
川田 進 Osaka Institute of Technology, 知的財産学部, 准教授 (10288756)
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Keywords | 中国 / 中国共産党 / 宗教政策 / チベット / 四川省 / チベット地区 / 徳格印経院 / チベット騒乱 |
Research Abstract |
1. 研究課題を遂行するにあたり海外出張を行った。 場所:中国青海省チベット地区,四川省成都市、期間:2008年7月25日〜8月8日 目的:青海省チベット地区及び四川省成都市における中国共産党のチベット政策に関する現地調査を実施した 2. 「2008年チベット騒乱」に関する文献調査を実施した 3. 研究成果として論文を3編執筆した (1)「デルゲ印経院とデルゲ土司に見る中国共産党のチベット政策」 徳格(デルゲ)印経院における中国共産党の宗教政策を、徳格(デルゲ)土司、多田等観、孫明経、18軍先遣部隊、文化大革命、ヤンリンドジェ、程徳美、パンチェン・ラマ10世の視点から詳細に分析した。 (2)「中国「百年の夢」チベット「五十年の悪夢」--2008年チベット騒乱から北京五輪まで」 「2008年チベット騒乱」を、北京五輪と聖火、武装警察隊の役割、「西蔵今昔」展(北京)、四川大地震、「同仁事件」の視点から分析した。 (3)「蜂起・叛乱・文革--チベットを埋め尽くした治安維持部隊と紅衛兵」 「2008年チベット騒乱」その後の動向を、「6521プロジェクト」、「2009年3月10日とチベット騒乱」、映画「チクディル」、農奴解放記念日、チベットの文革という視点から分析した。
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Research Products
(3 results)