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2012 Fiscal Year Annual Research Report

リヒャルト・ワーグナー研究

Research Project

Project/Area Number 20520111
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

池上 純一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (40092126)

Project Period (FY) 2008-04-08 – 2013-03-31
Keywordsリヒャルト・ワーグナー / 音楽学 / ロマン主義 / オペラ / 批判的校訂 / コジマの日記
Research Abstract

1 19世紀ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーを研究するための基本的な資料である Cosima Tagebuecher を読み解き、時代背景から作品の成立史にわたる詳細な注解を付して『コジマの日記』(東海大学出版会、全10巻)として刊行すべく、平成24年度には日記の1871年11月~73年4月部分の注解作業を進めた。平成26年度の刊行を予定している。
2 ワーグナー中期の音楽哲学論文である『ベートーヴェン』、『俳優と歌手』の翻訳を進めた。この2論文を含む論集『ワーグナー著作集 ベートーヴェン』(仮称、法政大学出版局)は平成26年に刊行予定である。
3 ワーグナーの音楽劇 Musikdrama への橋渡しをなす初期のロマン的オペラ『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』(1845)についてテクストとスコア(総譜)の両面に渡って各種の遺稿を収集し、徹底的な批判的校訂を加えることにより、従来「ドレスデン版」(1845)、「パリ版」(1861)、「ドレスデン版」(1875)などと呼ばれながら、必ずしもその実態が明瞭ではなく錯綜していた刊行「版」と手書き「稿」の関係を整理し、『タンホイザー』をめぐる「版」の問題に一定の決着をつけた。そのうえで音楽学者三宅幸夫氏との共同作業により、2012年5月、日本ワーグナー協会監修『対訳 タンホイザー』を五柳書院より刊行した。
4 ワーグナーの最初のロマン的オペラ『さまよえるオランダ人』について、文献批判的手法によりスコアと台本テクストの確定を行ない、翻訳と注解を進めた。その成果は2013年5月22日、五柳書院より刊行される予定であり、3と合わせてワーグナー研究はもとより、日本における音楽文化研究に大いに資するものと期待される。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 2012

All Book (2 results)

  • [Book] 対訳 さまよえるオランダ人2013

    • Author(s)
      三宅幸夫、池上純一
    • Total Pages
      120
    • Publisher
      五柳書院
  • [Book] 対訳 タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦2012

    • Author(s)
      三宅幸夫、池上純一
    • Total Pages
      160
    • Publisher
      五柳書院

URL: 

Published: 2014-07-24  

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