2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520120
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
田中 多佳子 Kyoto University of Education, 教育学部, 教授 (70346112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅田 英春 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (40316203)
沖花 彰 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80115972)
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Keywords | 楽器 / ものづくり / グローバリゼーション / 音楽学 / 大正琴 |
Research Abstract |
本研究の目的は、演奏する人の特性に応じた多様な音楽表現の実現のために、楽器にこめられた有形・無形のさまざまなものつくりの技(わざ)をグローバルな視野から研究および資料化することである。 今年度行った具体的な研究活動および得られた成果は次のようなものである。 1. 関連する研究者間でMLにより緊密な情報交換を行いつつ、各自で調査・研究を進めた。 2. 国内では、6月に埼玉県で楽器職人からのインタヴュー調査(田中(多))、10月に沖縄県で伝統楽器製作現場の調査(田中(多))、11月に埼玉県でオルガン研究者へのインタヴュー調査(田中(多)、横井)、11月~翌1月、国立国会図書館での台湾新聞調査(尾高)などを行った。 3. 国外では、7月にブルガリア、ルーマニアでの民俗音楽に関する調査(田中(多))、8月下旬~9月初旬にイギリス、ドイツ、ベルギーでの楽器博物館等の調査(田中(多)、横井)、インドネシアのバリ島での大正琴に関する調査(梅田)、翌3月に台湾での現地調査(尾高、田中(多))などを行った。 4. 12月には東京芸術大学にて研究会を開催、田中(多)、梅田、金子、塚原、横井、筒井、岡田恵美(東京芸術大学大学院生)らが参加し、研究報告や情報交換、今後の研究の方向性についての検討を行った。 5. 沖花・田中(多)を中心に、調査によって収集された諸データのデータベース化、映像資料作成、Webページ作成・開設の具体的作業を進め、次年度初頭に公開開始の見込みとなった。
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Research Products
(4 results)