2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520145
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
森田 雅子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (40249503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横川 公子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (50090923)
矢田部 愛 武庫川女子大学, 生活美学研究所, 助手 (30454747)
岡田 由紀子 武庫川女子大学, 情報教育研究センター, 助手 (10330440)
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Keywords | 食玩 / フィギュア / オタク / アニミズム / コンビニ / おまけ / 食品玩具 / 異文化比較 |
Research Abstract |
「カワイイ」・「カッコイイ」・「一口サイズ」の表象としての食玩の存在様態や現代における意義を、下記の視点と手法を用いて検証した。さらに(4)食玩と類似生活財であるミニチュアの象徴的機能の構造分析を行ない、大衆的な図像消費の仕組みに現れるアニミズムの要素について明らかにした。それらの研究経緯や成果を報告書に報告・資料として掲載し・刊行した。 視点(1)日本的-「オタク」的表象文化)の仮説の検証 視点(2)「カワイイ」要素がアンチグロバリゼーション現象であるとの仮説検証:海外調査 視点(3)図像の消費味覚・感覚領域の消費流行の仕組みの検証 研究成果公開(4)武庫川女子大学生活環境学科内食玩研究会報告書の作成・刊行と配布のために、食玩および類似生活財の蒐集にまつわる、生活行動や表象文化的意義について考察を深めた。 手法Iヒヤリング調査・フィールド調査(実物資料収集含む) 観光土産(食玩類似生活財)の国内(伊勢神宮・日光東照宮)および海外(米国ワシントン州5月、オランダ国アムステルダム10月)の調査を実行した。韓流ブーム関連の食玩についても研究した。 手法II異文化間比較共同研究-類似生活財・昭和・大正期欧米向け輸出品の萬古焼の図像との比較研究 ローマ・サピエンツァ大学ダニエラ・サドゥン専任講師(平成22年度武庫川女子大学生活美学研究所嘱託研究員)の短期研究滞在を実現し、図像消費、オタク文化について武庫川女子大学で4回におよぶ研究討議、研究会、フィールドワークを実施した。 手法IIIアンケート調査およびインタビュー調査 4種のアンケート実施した。従来型に加え、サイトを運営、モニターを募った。ネットワーキング・ソサイエティ、ブログ、トウイッターなどネット上の動向を観察した。少数であるがインテンシブ・インタービューを行ない、一部データの統計学的分析を行なった。図像消費・アニミズムの視点からミニチュアの類似生活財との関連性を検討した。
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Research Products
(4 results)