2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520190
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
浦西 和彦 関西大学, 文学部, 教授 (20067672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増田 周子 関西大学, 文学部, 教授 (30294664)
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Keywords | 大阪文学 / 明治文学 / 大正文学 / 昭和文学 / 現代文学 / 文藝評論 / 詩集 / 文化思想 |
Research Abstract |
研究成果として『大阪文学書目』(平成22年8月10日発行、遊文舎)、『谷沢永一博士書目』(平成22年8月10日発行、遊文舎)の二冊を刊行することが出来た。『大阪文学書目』はA5判、二段組、520頁の大著である。明治期の宇田川文海から現代作家として活躍した開高健まで、33名の大阪出身者あるいは大阪で活動した小説家、評論家、詩人、劇作家を対象として取り上げている。例えば、その書目の冊数を明治期だけでもあげると、宇田川文海5冊、漢辺霞亭187冊、村上浪六219冊、西村天囚43冊、角田浩々歌客7冊、菊池幽芳81冊、河井酔茗31冊、中村吉蔵41冊、小林天眠3冊、久津見蕨村18冊、木崎好尚21冊、高安月郊25冊、上司小剣43冊、斎藤弔花27冊、薄田泣董50冊、奥村梅皐10冊、.高須梅渓89冊である。『大阪文学書目』全体では、2737冊もの著書を扱っている。これまで埋もれていた多数の書物を発掘した。この書目によってその著者の活動の全容が初めて明らかになった人々も多数ある。この書目の特徴は収録作品まで一冊一冊記された詳細な書誌的データである。発行年月日や出版社名、判型、頁数などの書誌的記述だけでなく、その一冊一冊の著書の本文の内容がわかるように目次を記載している。この書目によって出版文化研究の基礎基盤が確立したといえよう。また、この書目によってその時代の文化や思想や風俗を見ることができるであろう。
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Research Products
(11 results)
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[Presentation]2010
Author(s)
浦西和彦
Organizer
韓国外国語大学校日本研究所国際学会
Place of Presentation
韓国外国語大学校日本研究所
Year and Date
2010-09-10
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