2012 Fiscal Year Annual Research Report
GHQ/SCAP関連資料を基軸とした戦後文学成立期に関する実証的研究
Project/Area Number |
20520196
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Research Institution | Nagasaki Institute of Applied Science |
Principal Investigator |
横手 一彦 長崎総合科学大学, 工学部, 教授 (60240199)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 長崎原爆文学 / 被占領下の文学 / 敗戦期文学 / GHQ/SCAP検閲 / 戦後文学 / 戦後文学成立期 / プランゲ文庫 |
Research Abstract |
今年度は、課題遂行五年目の最終年度にあたる。申請時に作成した「研究計画・方法」に基づき、研究活動を継続した。しかし、前々年度に東日本大震災が発生し、社会的関心が変化した。本研究テーマの一部に、このことが重複するものであったため、対象範囲が拡大した。またこの間、五年前には想定しなかった研究の進展があり、これに括りを付す作業を継続した。 以下、研究計画の立項順に従って、記述する。A領域――2012年度は渡米調査を行わなかった。/B領域――A領域に間接的に対応し、国内文献の追確認調査を継続した。/C領域――長崎県や他地域の個人所蔵の関連資料の新規発掘に努めた。特定の個人と、面談する機会を求め、その原典確認や資料提供の許諾を得ること努力を重ねた。公的施設の未公開資料は、その予備調査を進めた。その過程において、個人情報等の制限などがあり、調査を中断したこともあった。また行き違いもあり、結果的に、乏しい成果に終わった。/D領域――国立国会図書館における関連資料の収集に努めた。/E領域――多年次にわたって収集した在米資料を日本側文献と対照して、分析し、整序する作業を継続した。/F領域――検閲制度の事例研究を進め、特に長崎における個別的な事例研究を進めた。/G領域――公的施設所蔵文献等に未確認資料を探究し、所在確認まで辿りついたが、公開することを結果的に拒まれた。/H領域――書誌的確認を行った。/I領域――調査による成果を得ることが出来なかった。/J領域――この時期の史的項目を整理し、私的年譜に追記する作業を継続した。 この他に、この領域に部分的に関連する依頼論文が二本ある。これらは、刊行の準備段階にあるため、研究成果として列記していない。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)