2009 Fiscal Year Annual Research Report
シェイクスピア劇の材源と改作に関する翻訳プロジェクト研究
Project/Area Number |
20520232
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
大和 高行 Kagoshima University, 法文学部, 准教授 (30253371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 潤司 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 教授 (10258676)
杉浦 裕子 志學館大学, 人間関係学部, 講師 (50412846)
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Keywords | シェイクスピア劇の材源と改作 / 『じゃじゃ馬馴らし』 / 『スコットランド人ソーニイ』 / ジョン・レイシー / 『ロミオとジュリエット』 / 「ロミオトジュリエッタ」 / 『悦楽の宮殿』 / ウィリアム・ペインター |
Research Abstract |
本年度は、研究代表者である鹿児島大学法文学部の大和高行が中心となり、シェイクスピア劇の材源と改作に関するテクストの拡充作業を進めていった。また、大和を中心として、シェイクスピアの『じゃじゃ馬馴らし』の改作として知られる、ジョン・レイシーの『スコットランド人ソーニイ』の訳出原稿に注釈・解説を付した上で印刷発表をする、一連の編集作業を進めた。更には、鹿児島国際大学国際文化学部の小林潤司教授と鳴門教育大学大学院学校教育研究科の杉浦裕子講師を編集担当者として、ウィリアム・ペインターの『悦楽の宮殿』の第25話に収められた「ロミオとジュリエッタ」を新たに訳出し、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』との比較を行った。研究成果の公開については、大和を中心とする研究グループの共著論文「ジョン・レイシー作『スコットランド人ソーニイ』論」を、鹿児島大学大学院人文社会科学研究科紀要『地域政策科学研究』第7号に載せた。シェイクスピア劇の材源と改作に関する作品の訳出に当たっては、月に1度の頻度で大和研究室において例会を開き、それぞれの持ち回り担当箇所の翻訳を、つぶさに検討している。訳出作業では、訳は正確か、日本語表現として十分にこなれていて、台詞としての通りがいいか、などの点に注意しながら、参加メンバー全員が忌憚のない意見を相互に出し合って,真剣に取り組んでいる。
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Research Products
(2 results)