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2010 Fiscal Year Annual Research Report

エリザベス朝における伊英文化の邂逅に出版が果たした役割についての実証的研究

Research Project

Project/Area Number 20520241
Research InstitutionTakushoku University

Principal Investigator

冨田 爽子  拓殖大学, 工学部, 教授 (30197925)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水野 晶子  拓殖大学, 国際学部, 教授 (60384707)
Keywords英米文学 / エリザベス朝 / ジョン ウオルフ / イタリア / 書籍 / 出版 / 書誌学 / 翻訳
Research Abstract

John Wolfeの出版物に関するデータ収集と分析
本研究では1560年から1601年の間にWolfeがその出版に関わった書籍約450冊のデータ収集と分析を行う計画であったが、平成22年度はそのうち1595年~1601年に出版された書籍についてデータ収集と分析をおこなった。データ収集に関しては、日本で収集可能なものは研究代表者と研究分担者と共同で行い、海外での収集は7月15日から9月18日まで、英国・イタリアで研究代表者が行った。エリザベス朝の作家、翻訳者、出版業者そしてパトロンや被献呈者、書物収集家などについての正確で詳細なデータベースを共同で作成した。
John Wolfeの出版物の書誌学的記述
データを収集した書籍については、実際に現物にあたり、書誌学的記述を試みた。記述にあたってはPhilip Gaskellをふまえ、タイトルページのtranscriptionを含む書籍の体裁と内容の記述のほか、特にpreliminariesを分析した。作者を始め一冊一冊の書籍の周りに存在した人々の作品や出版に対する思いと、思惑を検証した。400年前の原本にあたることは莫大な時間と労力を必要とするが、それに見合う大きな収穫があることは、今までの研究で実証済みであるので、本研究でも実行している。オリジナルにあたることで現段階での情報通信技術の限界による落とし穴を回避できると考えている。
現段階では、個別の資料であるが、Wolfeの手がけた全書物についての記述をすることで見えてくるものがあると確信している。

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Published: 2012-07-19  

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