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2009 Fiscal Year Annual Research Report

エール大学図書館所蔵S・ウェルズ・ウィリアムズの自筆書簡の判読と活字化

Research Project

Project/Area Number 20520270
Research InstitutionSaitama Women's Junior College

Principal Investigator

宮澤 眞一  Saitama Women's Junior College, 国際コミュケーション学科, 教授 (80109727)

KeywordsS・ウェルズ・ウリアムズ / 中国初期プロテスタント伝道史 / 澳門史 / アンソン・バーリンゲイム / 東洋活版印刷史 / モリソン号事件 / 日本開国 / 初期在北京外交団
Research Abstract

三年継続の研究計画のなかで、21年度は中核の一年にあたり、本格的な調査と研究に邁進努力した結果、当初の予定以上の成果をあげることができ満足している。SWWの自筆書簡は、膨大な数量であったから、マイクロフィルムにするにも、エール大学図書館側の作業が、予想以上に長期にわたり、またフィルム化の経費も、初年度と今年度の二回分割となった。10巻のマイクロフィルム・リール制作費は、合計50万円近くになったが、今年度の夏に現地で10巻を手渡していただけた。
デジカメに既に入れてある資料が、これとは別にあったので、フィルム入手に先立つ期間に、もっぱらデジカメによる判読と活字化に専念した。判読と活字化の作業は、気の遠くなるような時間のかかる、忍耐の要する仕事であるけれど、歴史の現場に立ち会っているかのような、臨場感に押されながら、予定した目標達成に向けて、日々、もくもくと努力した。
(1)1853~54年の「日本遠征」書簡日記は、すべて判読活字化を終え、22年度中の現地調査の際に、原資料との付き合わせを待つだけの段階にある。(2)1858~1859年の「北京遠征」書簡日記の方も、判読と活字化を終えているので、原資料との付く合わせの機会を待つ段階になる。(3)1830年代初頭から1880年代前半までのウィリアムズ・コレクション所蔵の自筆書簡については、作業を二つに分けて、判読活字化を進めてきた。一つには、SWW自身の自筆書簡(out-letters)をほぼすべて活字化できた。SWW宛の書簡(in-letters)については、主要なものに当面限定して活字化しているが、とにかく様々な差出人の筆跡を正確に判読するには、余りに手間がかかりすぎるためである。
(4)今年度最大の成果は、北京外国語大学の張西平学長の指導を受けられたことにあり、2012年に企画されているSWW生誕200年記念の国際シンポジュームに参加できるようになったかばかりか、その折りに刊行予定のSWW著作集10巻のうち、自筆書簡の活字化テキスト三巻を担当することになった。

  • Research Products

    (4 results)

All 2010 2009

All Journal Article (2 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] 米中日の文化交渉史におけるS・ウェルズ・ウィリアムズの再評価2010

    • Author(s)
      宮澤眞一
    • Journal Title

      知性と想像(日中学者の思考) 1

      Pages: 48-54

  • [Journal Article] アンソン・バーリンゲイム伝記研究(1)2010

    • Author(s)
      宮澤眞一
    • Journal Title

      埼玉女子短期大学研究紀要 21号

      Pages: 243-277

  • [Book] 国際理解の四重奏2010

    • Author(s)
      宮澤眞一
    • Total Pages
      208
    • Publisher
      高城書房
  • [Book] 波うちぎわのSatsuma奇譚2009

    • Author(s)
      宮澤眞一
    • Total Pages
      195
    • Publisher
      高城書房

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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