2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520349
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
高垣 敏博 Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (00140070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
アントニオ ルイズ・ティノコ 上智大学, 外国語学部, 教授 (80296889)
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Keywords | 言語バリエーション / 統語論 / スペイン語 / ラテンアメリカ / 言語地理学 |
Research Abstract |
本研究は, スペイン語の文法研究の中でも特に問題となることの多い統語現象(叙法, 人称代名詞, 再帰代名詞, 関係詞, 照応, 性・数の一致, 主述の一致, 語順, ボイスなど20程度の文法テーマ)について, その使用実態を地理的バリエーションの観点からとらえることにより新たな分析・研究方法を提示することを最終的課題とする. 23をこえる国や地域からなる広いスペイン語圏から選ばれた約30地点において統一的現地アンケート調査を実施し, 得られた結果データを数値化し, これを相互に比較することにより, これまで前例がないスペイン語「文法」のいわば「方言地図」を作成することが第一の作業となる. 次に各文法テーマを地理的変異という新たなパラメータを導入して考察を行うことにより, これまでの文法研究とは異なる分析視点を提示することが第二の課題となる. これまでの2期にわたる調査実績により, スペイン語文法バリエーションのデータの収集も大幅に増し, これによる分析方法もより適正化してきた。 本年は8月に南米ウルグアイのモンテビデオで開催されるラテンアメリカ言語学会(ALFAL)において, ワークショップを主宰した。席上これまでの研究成果をまとめて発表し, スペイン語圏研究者・専門家の意見を聞くと同時に、今後の現地調査についての協力および研究協力を呼びかけた. さらには、ウルグアイを起点とし、南米のペルー, ボリビアなどの3地点において現地アンケート調査や面談を実施した. 得られたデータをこれまでの結果に加え、分析を進めている。
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Research Products
(9 results)