2009 Fiscal Year Annual Research Report
多機能搭載型電子版ディケンズレキシコン作成とその活用研究
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20520451
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Research Institution | Kumamoto Gakuen University |
Principal Investigator |
堀 正広 Kumamoto Gakuen University, 外国語学部, 教授 (20238778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田畑 智司 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (10249873)
今林 修 広島大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (90278987)
地村 彰之 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00131409)
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Keywords | Dickens / Lexicon / 電子テクスト / イディオム / コンピュータ / 19世紀の英国小説 / 18世紀の英国小説 |
Research Abstract |
平成21年度は、次の(1)~(4)の仕事を遂行した(一部は現在も継続中)。 (1)本Dickens Lexiconにおけるイディオムの定義とのその理論的な裏付けの明確化 研究代表者の堀と研究協力者の西尾美由紀を中心に、山本忠雄のイディオムの定義と一般的な定義の違いを明確にし、Dickensにおけるイディオムの特徴を明らかにすることができた。その成果はSHELL2009で発表した。その際海外の研究者からこのような大量の用例に基づくイディオム研究はこれまでなかったというコメントをいただいた。 (2)定義項目の入力 長編15作品のうち定義入力がされていない作品のうち2作品を終了させた。今後も継続していく。今林は定義入力が終了した作品の定義入力の問題点を点検した。 (3)Lexiconの言語研究への利用法 Lexiconの利用法の一つとしてイディオムの通時的研究への貢献を明らかにした。その成果については、SHELL2009と大阪大谷大学での招待講演において堀が発表した。2010年には利用法についてさらに発展させて、PALA2010(7月開催)において発表予定である。 (4)電子テクストへのタグ付けの確認と多機能搭載の改良 田畑を中心にほぼ電子テクスト化は終了しタグ付けの適正を確認。さらにどのような多機能搭載がさらに可能であるかを検討した。具体的には、インターネット上での公開においてどのサーチエンジンが最適か、他種類の検索機能やアクセスのしやすさ、また18世紀や191世紀の小説を検索する際の表示の仕方等を改良した。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] More about gentleman in Dickens2009
Author(s)
Tomoji Tabata
Organizer
Digital Humanities 2009 : The 21^<st> Joint International Conference of the Association for Computers and the Humanities, and the Association for Literary and Linguistic Computing, and the ADHO
Place of Presentation
University of Maryland, College Park, MD, USA
Year and Date
20090622-20090625
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