2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520492
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
樽井 武 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 教授 (50179917)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | e-learning / CALL / 英語のリズム / 日本人の英語音声 |
Research Abstract |
平成20年度に開始した本研究は、日本人の英語の発音を初級・中級・上級のレベル別に英語の母国語話者と比較したデータに基づいた英語のリズム学習のe-learning学習プログラム開発であった。当初の目標に沿った調査・研究の結果、教材の特徴として、(1)英語の音声を単音・音節・句・文・文章のレベルで学習(訓練)できること、(2)日本語的な英語の発音を英語的な発音に近づける方法が理解できること、(3)e-learning方式を活用した自主学習に適した学習ができること等の実現を目指した。 教材開発に関しては、日本人英語の現状を考慮した上で英語の特徴が身につくよう十分に配慮した。英語のリズムを学習する上で日本人が克服すべき要素として日本語的なリズムから英語的なリズムへの変化がある。英語のリズムは、初心者・中級者・上級者になるにつれて日本語的な音声の諸要素の干渉を減少させながら、自然に身についていくことが実験を重ねることによって実証された。その結果を活用して日本人が身につけ易い英語のリズム要因の難易度を考慮してリズム学習プログラムを作成した。また、日本人の英語の特徴として、英語として強く発音される(ストレスのある)部分と弱く発音される(ストレスのない)部分の違いを音声的に適切に表現できないことがあげられる。特にこのような点に関しては、音声の強弱の記号(●・)を利用して訓練がしやすいように工夫した。 今後の研究課題として、(1)初級・中級・上級のレベル別に収集した日本人の英語の発音のデータベース化および(2)On-line上で学習者が自分の英語の評価をした上で自分の学習に適した学習教材を選択し訓練した後で再度評価のできるより高度な学習システムの開発をあげておきたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)