2008 Fiscal Year Annual Research Report
到達度評価制度構築のための「国際基準」に準拠したロシア語総合試験開発
Project/Area Number |
20520500
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
林田 理惠 Osaka University, 大学院・言語文化研究科, 教授 (70185651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上原 順一 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (30252737)
藤原 克美 大阪大学, 世界言語研究センター, 准教授 (50304069)
堀江 新二 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 教授 (20248181)
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Keywords | ロシア語教育 / 到達度評価制度 / 国際基準準拠 / ロシア語総合試験 |
Research Abstract |
専門語学教育としてのロシア語教育改善-効果的カリキュラム作成の重要な鍵となる到達度評価制度構築に向け「国際基準」に準拠したロシア語総合試験開発・基盤整備の第1段階として 1.大阪大学外国語学部(旧大阪外国語大学外国語学部)ロシア語専攻で過去7年間にわたって試行的に行われた5技能(文法・読解・聴解・作文・会話)のロシア語検定試験試行結果について,技能ごとに平均点・中央値・標準偏差値等の推移及び問題項目別難易度を分析し,学習者の技能別・問題内容別習得度と各年次教育カリキュラムとの相関性を調査・考察した. 2.1の結果を踏まえて現行の専攻教育カリキュラムの「国際基準」による質的評価と問題点の明確化を行い,本学ロシア語専攻の実情に見合った客観的尺度・枠組みとしての独自の到達度目標案を作成,その具体化として各学年でのカリキュラムの第1次素案を策定した. 3.大学内既存サーバーコンピューター及び「授業支援システムWebCT」をLMS(学習管理システム)として活用するための環境整備を行い,7月・2月期の2回,テストケースとして利用者登録・問題登録・技能別試験試行を実施,いくつかの改善すべき問題点を明らかにした. 4.ロシア語総合試験聴解問題開発に向け音声資料の収集を行った.学生が聴いて興味のもてる素材を扱い,専門家としてロシアの俳優に豊かな表現力をもった活舌のよい録音をしてもらうこと、の二点を留意点として遂行し,実際の授業ですでに教材として導入しその効果・改善点を確認した.
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Research Products
(6 results)