2010 Fiscal Year Annual Research Report
音楽を使った英語教育及び異文化コミュニケーション教育
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20520505
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
宮下 和子 鹿屋体育大学, 外国語教育センター, 教授 (20182016)
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Keywords | 英語教育 / 音楽 / アメリカ研究 / 異文化コミュニケーション教育 / 日米交流 / スティーブン・フォスター / 異文化翻訳 / ポップス |
Research Abstract |
研究課題に沿い、国内外における研究活動と教育実践、及び社会活動を継続した。 2010年4月23-24日、ピッツバーグ大学フォスター記念館で開催された初のフォスターシンポジウムに、海外からは一人招聘され、日本におけるフォスターの意義について講演を行い、米全土から結集した他の出席者(音楽学者、アーティスト、作家、歴史研究者等)及び聴衆から好評を得た。6月開催2件の招待講演では、時空を超えるアメリカ音楽の歴史コミュニケーション力について講演を行った。また、大学英語教育学会九州支部大会では、前年度より研究中の♪Yes We Can♪を紡ぐ故キング牧師やオバマ大統領のスピーチから抜粋したスポークン・ワードとそのヒューマニティに焦点を当て、英語教育における意義について議論した。2011年3月8日-14日、米国シンシナティで開催されたアメリカ音楽学会(SAM : Society for American Music)に出席し、研鑽を積むとともに、フォスター記念館館長ルート博士やアーティストでCDアルバムSwaneeの製作者であるジョー・ウイードと共同研究について意見交換を行った。 また、新教材『音楽で異文化コミュニケーション2~歌い継ぐアメリカ』(America Keeps Singing)の編纂作業を行い、アメリカ史と連動する音楽を、フォスターの「オー!スザンナ」(1848年)から♪Yes We Can♪の'Eternity'(2008年)まで20曲を選曲し編集するとともに、3月のシンシナティでの研究成果も盛り込み、発行した。さらに、『音楽で異文化コミュニケーション1』の3訂版も発行した。
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Research Products
(11 results)