2009 Fiscal Year Annual Research Report
思考力・自己表現力・問題解決能力育成の観点から見た言語教育プロセスの日英比較
Project/Area Number |
20520531
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Research Institution | Sagami Women's University |
Principal Investigator |
羽井佐 昭彦 Sagami Women's University, 学芸学部, 教授 (30285655)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 久美子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10229990)
田地野 彰 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (80289264)
寺内 一 高千穂大学, 商学部, 教授 (50307146)
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Keywords | 言語教育 / 思考力 / 自己表現力 / 問題解決能力 / 日英比較 / 談話分析 / 英国教育システム |
Research Abstract |
平成21年度の研究は、英国で収集した授業録画データを基に、本研究の目的である思考力・自己表現力・問題解決能力の向上につながる言語教育システムの探求を行った。研究業績の概要は以下の通りである。 1.平成20年度の英国訪問の際に収集した、The Croft SchoolとStratford-upon-Avon Grammar School for Girlsでの授業録画データより、教室での先生と生徒のやり取りの転記作業を行った。 2.研究代表者・分担者間で打合せを持ち、上記の授業転記データを基に、英国の授業における談話分析を試み、英国で授業録画に協力してくれた先生方へのフィードバックに備えた。それと同時に、授業担当者に対するインタビュー項目の絞り込みを行った。 3.平成21年10月17日~25日に、平成20年度に訪問した上記の2つの学校を再度訪れ、それぞれの先生に収集した授業に関するフィードバックとその授業についてのインタビューを行った。今年度の訪問では、与えられたテーマで絵を描き、それを音楽に合わせて自己表現するワークショップにも参加した。訪問時の様子と本科研のプロジェクト内容は、The Croft Schoolのニューズレターに大きく取り上げられ、紹介された。さらに、かつてウォーリック州教育委員会でGCSE(英国の一般中等教育終了試験)の評価担当者だった方へのインタビューも行った。 4.今年度収集した先生方等のインタビューデータの転記作業を開始し、今後の分析に備えた。
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