2008 Fiscal Year Annual Research Report
各国の新たな身分法制と国際私法-国際私法方法論の観点から-
Project/Area Number |
20530042
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
林 貴美 Doshisha University, 法学部, 准教授 (10319460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 康 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50263059)
横溝 大 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 准教授 (00293332)
北澤 安紀 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (70286615)
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Keywords | 国際私法私 / 家族法 |
Research Abstract |
本研究では同性婚など近時諸外国で導入されつつある新たな身分法制度について、(国際民事手続法を含む)国際私法としてどのように対応するかを検討することを目的としている。そのため、初年度である20年度では、以下のような研究を行った。 1 諸外国における新たな身分法制度とそのような法制度についての国際私法上の対応の調査を行うため、各自で調査・検討を行った。研究代表者の林は、そのため、ドイツのボン大学ドイツ・ヨーロッパ・国際家族法およびケルン大学外国法・国際私法研究で資料収集を行った。 2 各自が調査・検討した内容を報告するため、5月25日、7月26日、10月25日、1月25日に研究会をもった。 3 メンバー以外の研究者からの意見も聞くために、各自東京で年4回開催されている渉外判例研究会・国際私法フォーラム、関西で年7回開催されている関西国際私法研究会に適宜出席し、報告も行った。報告の詳細は下記のとおりである。 ・林貴美(報告)、関西国際私法研究会4月例会(於:同志社大学、2008年4月26日)「渉外的な性転換に関する問題」 ・横溝大(報告)、渉外判例研究会(於:学習院大学、2008年6月21日)「東京高裁平成19・10・10(さいたま地裁平成19・5・16)」 ・中西康(報告)渉外判例研究会(於:学習院大学、2008年11月15日)「京家判平成17・3・31、東京高判平成17・9・14」 ・横溝大(報告)、関西国際私法研究会1月例会(於:京都大学、2009年1月31日)「外国国家行為の我が国における効果-フランスにおける議論を中心」 4 調査・検討した内容をもとに、下記業績欄記載の2件の論文を公表し、1件学会報告を行った。
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Research Products
(3 results)