2010 Fiscal Year Annual Research Report
外国人観光客の行動マイクロデータを用いたインバウンドツーリズムの基盤研究
Project/Area Number |
20530259
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Research Institution | Nippon Bunri University |
Principal Investigator |
本村 裕之 日本文理大学, 経営経済学部, 准教授 (40352421)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 参郎 福岡大学, 経済学都, 教授 (50111654)
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Keywords | 経済政策 / 政策シミュレーション / インバウンドツーリズム / 国際観光マーケティング |
Research Abstract |
本研究は、現在進行中の国際交通インフラの整備に伴い、我が国に対する渡航需要を推計し今後のインバウンドツーリズムに寄与する目的で行われた。 しかし、計画年度中の社会情勢の変化に研究計画が対応したとはいい難い部分があった。 平成22年度の事業計画は以下の通りである。 平成20・21年度調査において、一定量の調査データの回収を行うことができた。当初計画に戻り、平成22年度は研究成果の精査と公開を行う年と位置付ける。 平成22年度は、蓄積された外国人観光客の消費者行動マイクロデータの詳細な分析を行うとともに、調査の中で追加した九州新幹線開業の影響や競合する交通機関の価格戦略についても分析を行う。 ・外国人観光客の観光回遊行動データを用いた観光回遊パターンの推定 ・韓国-福岡、上海-福岡航路の渡航需要者数と九州域内の観光回遊者数の推計 推定された外国人観光客の確率ベースの回遊パターンを、海外からの渡航者数予測値で拡大し、外国人観光客が、九州内のどこへ移動しているかの観光回遊者数を推定する。 以上の当初計画を予定していた。 年度末には、計画協力者に対して成果のアナウンスを行うとともに公表を計画していたが、諸般の事情により成果の報告のみにとどめた。 これまでに蓄積されたデータに対し、その成果を研究代表者所属の平成22年度日本地域学会全国大会において学会発表の形で行った。本研究発表論文に関しては、日本地域学会学会誌へ投稿中である。 蓄積されたデータと得られた知見に対しては、今後とも公表していくことを予定している。
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Research Products
(1 results)