2008 Fiscal Year Annual Research Report
社会的責任投資に関する日英投資行動比較-環境金融に関する実証分析-
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20530339
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| Research Institution | University of Yamanashi |
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Principal Investigator |
長谷川 直哉 University of Yamanashi, 大学院・医学工学総合研究部, 准教授 (50432159)
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| Keywords | CSR(企業の社会的責任) / SRI(社会的責任投資) / 企業価値分析 / 機関投資家 / 環境金融 / 責任投資原則 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、CSRが企業価値とどのような関係を有し、それが市場における企業価値形成プロセスにおいてどのような影響をもたらすのかという点であった。平成20年度は、CSRおよびSRI(社会的責任投資)の先進地域であるイギリスにフォーカスし、2000年施行された改正年金法によって導入されたSRI Disclosure Regulationによって機関投資家を中心とした投資哲学や投資行動の変化を確認することを課題とした。SRI Disclosure Regulationの導入から7年が経過したイギリスの株式市場を対象に、企業価値の内容や市場における企業価値形成プロセスの質的変化を探り、日本との対比を試みた。
具体的な研究活動
(1)文献サーベイ:英国内で公表されたSRI関係の論文および調査報告書を詳細に検討し、研究者および実務家の視点からみた機関投資家の投資行動の変化とその要因について論点を整理した。
(2)イギリス国内におけるヒアリング調査:イギリス国内において、SRI調査機関、NPO、機関投資家から改正年金法施行後の投資理念や投資行動の変化等についてヒアリング調査を行った。(平成20年12月8日〜12日)
【ヒアリング先】(1)Association of British Insurers,(2)Responsible Investment Unit-FTSE Group,(3)UK Social Investment Forum (UKSIF)
(3)日本国内でのヒアリング調査:日本国内のSRI関係機関に対してヒアリング調査を行った。
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