2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20530367
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Research Institution | Daido Institute of Technology |
Principal Investigator |
川戸 和英 大同大学, 大同大学 情報学部, 特任教授 (40410617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊吹 勇亮 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60410255)
横山 勝彦 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70191517)
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Keywords | コーポレート・コミュニケーション / CSR / 企業の社会的責任 / スポーツ施設 / 企業スポーツ / 朝原プロジェクト |
Research Abstract |
平成22年度は次の3本柱で研究活動を行うことを計画・実践した。 1) 研究分担者の伊吹勇亮を中心に、内外文献の収集・購読に取り組んだ。その成果の第1は、CSRを更に発展させた「グローバル・コンパクト」研究の必要性へと結実。本研究分担者の横山勝彦を研究代表者とする研究申請を行い、日本学術振興会の科学研究費補助金交付に採択され、研究が開始され、先行研究と定性調査がスタートした。 第2は、日本広報学会の自由研究で、「スポーツ施設におけるコミュニケーションとソーシャル・キャピタル研究会」認められ、平成22年度から研究が開始された。ここでは、企業、スポーツ団体、行政がスポーツ施設を通じてスポーツ振興を展開している実態と、その際の施設の重要性が浮き彫りとなった。同時に大阪ガス(株)が、研究協力者で北京五輪男子400メートルリレーの銅メダリスト、朝原宣治を中心としたスポーツプロジェクト「朝原プロジェクト」を、研究協力者で同社の石井智が開始・展開している。 2) 更なるCSR定性研究として、川戸、伊吹が韓国のCSRとスポーツに関して、同国の広告代理店出身者の学者、及び韓国広告史のシン先生と情報交換した。ここから判明したのは、一昨年の中国上海での視察と同様、企業のCSRとスポーツというよりは、国家のスポーツ政策が展開されている実情であった。まだ日本のスポーツは国家というより企業に支えられていることを再認識させた。 3) 懸案の学会発表であるが、本年度は、日本広報学会第16回全国発表大会と日本体育・スポーツ政策学会第20回記念大会で、合計4点の発表を実施した。詳細は次ページの研究発表欄を参照。
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Research Products
(4 results)