2008 Fiscal Year Annual Research Report
近隣コミュニティ開発におけるボランタリーアソシエーションの階層性把握の臨床研究
Project/Area Number |
20530498
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
津止 正敏 Ritsumeikan University, 産業社会学部, 教授 (70340479)
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Keywords | コミュニティ / ボランティア / アソシエーション / 階層性 |
Research Abstract |
本年(平成20)度の研究実施報告 平成20年度には、研究協力者・機関・団体を含めた研究会を定例開催してきた。本研究課題に関する先行研究レビューを行ないつつ、以下の項目に関する調査研究を確定し、実施ないしは実施準備に取り掛かった。 1.ボランタリーアソシエーション・コミュニティ開発・ボランティアセンター等に関する先行研究レビュー、定例研究会の開催、公開研究会の開催を行なった。これまでの研究のまとめとして『ボランタリーの臨床社会学一青舞差に潜む「未来」-』(立命館大学ボランティアセンター発行)を刊行した。 2.継続して研究対象としている山科区社会福祉協議会と共同して、コミュニティ支援の必要性を予測される介護サービスを利用しながら一人で暮らす高齢者のインタビュー調査に取り組み、近隣コミュニティの課題を提起した。 3.さらに、テーマ型のボランタリーアソシエーションとして、障害のある子どもの放課後保障の「全国的な動向調査」を、障害のある子どもの放課後保障全国連絡会(略称・全国放課後連)をカウンターパートにして実施してきた。「障害児の放課後支援の今とこれから」をまとめた。 4.草の根の国際支援ボランティア活動として、「ベトちゃんとドクちゃんの発達を願う会」というボランタリーアソシエーションの取り組みの一端をまとめた。 5.研究内容については、定例研究会にて分析・討議するとともに、詳細には公開研究会にて公表した(年1回開催した)。 6.近隣コミュニティ開発とボランタリーアソシエーションに関する研究分野での欧州・アジアなど「海外動向調査」の準備にあたった。
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Research Products
(11 results)