2008 Fiscal Year Annual Research Report
心理統計教育のためのテスト項目データベースの構築と運用
Project/Area Number |
20530595
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山田 剛史 Okayama University, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10334252)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村井 潤一郎 文京学院大学, 人間学部, 准教授 (50337622)
杉澤 武俊 新潟大学, 人文社会・教育学系, 准教授 (30361603)
寺尾 敦 青山学院大学, 付置研究所, 助教 (40374714)
|
Keywords | 教育系心理学 |
Research Abstract |
本研究の目的は,心理統計教育のためのテスト項目データベースを構築することである。本研究で検討する内容は以下の3つに整理することが出来る。 A.テスト項目の蓄積:データベースを本格運用し,有効に機能させるためには,良質な項目が大量に集積されることが必要となる。本研究組織のメンバーだけでは限界があるので,協力教員を募り,問題項目の提供を依頼しデータベースを充実させる。 B.データベースのユーザビリティに関する整備:本研究の協力教員にアカウントを提供し,データベースを自由に使ってもらいユーザビリティに関する意見を収集する。ここでの主たる目的は,検索キーを充実させることと,データベースに載せる情報を決定することである。 C.テストフォームの自動生成機能の開発:単にテスト項目を提供するだけでなく,複数の項目を組み合わせてテストを作成する機能をデータベースに持たせるため,項目に関する情報を超えて,テストフォームに関する情報を提供でぎるようにする。 本年度は,上記のAとCを中心に研究を遂行した。具体的には,データベースに搭載する項目の開発について研究組織メンバーで協議を行い,実際に項目の開発に努めた。当初予定していた,研究協力教員を募集し,項目を収集するということを実現することができなかった。しかし,日本教育心理学会総会(2008年10月11日)において,自主シンポジウムを実施し,本研究についての情報を周知すると共に,本研究に関心のある研究者・教員とのネットワークを作ることができたので,次年度以降に本年度の成果を活かしていきたいと考えている。さらに,テストフォームの自動生成機能について,大塚(1991)などを参考に理論的検討を行った。
|
Research Products
(4 results)