2008 Fiscal Year Annual Research Report
地域プロジェクトと連携した大学美術教育カリキュラムの研究
Project/Area Number |
20530798
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
日原 公大 Utsunomiya University, 教育学部, 教授 (10134256)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 喜雄 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (90292573)
梶原 良成 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (70334076)
松島 さくら子 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (60344909)
株田 昌彦 宇都宮大学, 教育学部, 講師 (50515971)
田代 甚一郎 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (00134255)
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Keywords | 教育学 / 芸術諸学 |
Research Abstract |
本研究の目的は教員養成大学での美術の専門科目群の学習に、地域プロジェクトと連携した内容を取り入れて学生から自らの学ぶを省察し真正な学びへ進化させていくための題を検討し、新たなカリキュラムを構想、実践し検証ずるものである。具体的内容は大田原で毎5月に開催される美術展覧会を使い、学校の対話型術鑑授業を充実させる為の鑑賞ツールの作成を考えた。まず、展覧会に出品する作家4名(絵画3名、彫刻11セプトをプロジ手クターなどを使用して実際の映像を通し創造行為のプロセス、美術表名)を2月17日、2月20日、大学に招聘し講演を行った。その内容は各作家の作品のコンセプトをプロジェクターなどを使用して実際の映画を通し創造行為のプロセス、美術表現の多様性、重要性を理解することを目的とした。また、2月19日から市内のギャラリーで宇都宮大学教員展を開催し美術専攻の学生を前にしで教員は自己の作品を解説するとともに独自の芸術論を発表し質疑応答を行った事により、芸術家は様々な思考、環境、方法等により多種多様な創造の可能性を生み出すことを体感させた。以上の作家から直接に話を聞くという体験は、創造上の手がかを具体的に実感し得たが学生自身、創作する上で大いに意義があった。更に、デザイン領域では、大田原市街角美術館の展覧会ポスター、パンフレットのデザイン提案をした。これは三年次の学生に大田原市の特徴、美術展で発表する4作家め作品を総合的に調査、研究してデザイシをしたもので4月4日大田原市民で構成する大田市街角美術館運営委員の前で11人の学生が各自のデザイン作品のプレゼンテーションを履行し作品の趣旨、技法、特徴などを発表した。その結果1名の作品が選ばれてポスターになった。以上の成果より自らの学びの重要性を学生自身が体感して自らの学びにフィードバックさせ、学力向上を図ることが出来る。
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