2009 Fiscal Year Annual Research Report
幼保小連携による就学移行期にある発達障害児の社会性支援プログラムの開発
Project/Area Number |
20530882
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
橋本 創一 Tokyo Gakugei University, 教育実践研究支援センター, 准教授 (10292997)
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Keywords | 教育心理学 / 発達障害 / 社会性支援プログラム / 就学移行期 / 幼保小連携 |
Research Abstract |
a班:支援プログラム作成…学齢期(小1)の「友達とうまくつきあう遊び」(集団活動)と称した活動展開例と社会性の育成要素を含んだ遊びと,「1年生の基本」(個別活動)と称した基本的な生活習慣・学習習慣・対人関係などの社会スキル一覧のプログラムを作成した。さらに、平成20年度に幼児期(年長組)を対象に作成した、「学校にうまく行けるように!」と称した集団活動の活動展開例と社会性の育成要素を含んだ遊びと「学びの芽生え」と称した個別活動における卒園までに一人ひとりが身につけたい社会スキル一覧のプログラムを統括して「社会性支援プログラム」とし、平成22年度実施予定のインターネット環境による配信のためのプログラム集にまとめた。 b班:事例データベース構築班…東京学芸大学教育実践研究支援センター発達障害電話相談窓口への電話相談および東京学芸大学での教育相談事業での支援事例について、就学移行期にある困難さからみた発達障害事例のタイプ分析・検討により得られた典型事例とその対応法などについて整理・記述し、事例のデータベース化をすすめた。 c班:フィールド適用検討班…本研究の研究連携機関である東京学芸大学特別支援学校との連携により、日常の遊びやインクルージョン保育のなかでおこなえるコミュニケーション支援プログラムを検討・実施し、その効果を検討した。作成したプログラム「知的・発達障害のある幼児の発達支援プログラムあそび活動事例集」は、「インクルージョン保育・幼児教育ミニハンドブックIII」(橋本・大伴監修、東京学芸大学刊行,2009)として成果をまとめた。
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Research Products
(5 results)