2009 Fiscal Year Annual Research Report
地上デジタル放送対応の船舶用テレビアンテナシステムの設計及び開発
Project/Area Number |
20560382
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Research Institution | Toba National College of Maritime Technology |
Principal Investigator |
鈴木 治 Toba National College of Maritime Technology, 商船学科, 准教授 (20270275)
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Keywords | 地上デジタル放送 / 船舶 / プリアンプ |
Research Abstract |
平成21年度の概要は以下のとおりである。 平成21年度に購入したネットワークアナライザを使って試作、評価したテレビ用増幅器の仕様を基礎として長期間、受信実験を行った。 「大型船を使った全国各地での実用実験」 共同研究を行っている独立行政法人航海訓練所の練習船「大成丸」(全長125m、総トン数5776トン)に搭載し長期間の計測・利用を行った。下記に概要を示す。 1.各地を航行する船舶の運航状態を記録、陸上へ転送する全自動情報収録装置を試作した。 これは長期間無人で運転でき、かつ、受信状態を計測するシステムとするため、Linuxを使ったシステムで構築した。システムはスクリプト言語のPerlおよびVPNであるsshを利用している。 2.各地の受信状態をGoogleMap上に転送し、状況をデジタル化して残しておく仕組みとした。 3.長期間、船舶上で受信実験を継続して行っている。特に、地上デジタル放送を受信する上での不都合な状況を記録し続けることを目的とするため、船上での受信について特別な知識と経験のある船員にその記録の補佐をお願いしている。 1のシステムについて、外部で講演を行い、このシステムの有用性について検討を行った。 大型船を使ったデータ収集の他、鳥羽商船高等專門学校の練習船を使って、伊勢湾、三河湾周辺海域の受信状態を常に調査している。調査結果は概ね、大型船の結果より、アンテナ地上高が低い分、不利となっており、受信系にさらによいものを利用することが求められていることがわかった。
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Research Products
(1 results)