2008 Fiscal Year Annual Research Report
都市環境に関わる諸施策を総合評価する統合型モデルシステムの研究
Project/Area Number |
20560499
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Research Institution | Gunma National College of Technology |
Principal Investigator |
森田 哲夫 Gunma National College of Technology, 環境都市工学科, 准教授 (70419084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 朗 東北芸術工科大学, デザイン工学部, 教授 (70244986)
杉田 浩 (財)計量計画研究所, 上席研究員 (70419050)
小島 浩 (財)計量計画研究所, 東北事務所, 主任研究員 (90419044)
馬場 剛 (財)計量計画研究所, 環境資源研究室, 室長 (30419072)
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Keywords | 環境調和型年基盤整備・建築 / 交通工学・国土計画 / 都市計画・建築計画 / 人間生活環境 / 水循環 |
Research Abstract |
1.都市環境施策を総合評価するモデルシステム体系の構築 研究担当者らの研究成果や国内外の既往のモデルシステムをレビューし、都市環境施策が都市活動(交通、土地利用、水・物質循環)に影響を与え、生活の質を総合評価(環境負荷、交通、水環境)するモデルシステム体系を構築した。本システムは、全国で実施されているパーソントリップ調査の交通モデルを基本として構成されること、評価視点として水環境に着目していることが特色である。これにより、パーソントリップ調査実施都市圏において、環境アセスメントの主要な環境要素である水環境の視点を含めた総合的な施策評価が可能となる。 2.水・物質循環-水環境評価モデルの構築 都市環境施策による交通需要、土地利用の変化が水・物質循環を変化させ、水環境(水質、水量)に与える影響を定量評価するモデル構造を構築した。本モデルは、定常時の水質・水量、ピーク時の水量・浸水域を予測できることが特色であり、都市防災計画への適用も可能となると考えられる。 3.生活の質評価モデル 水・物質循環-水環境モデル、交通モデル、環境負荷モデルから出力される指標を受け、施策効果を総合的に評価する生活の質評価モデル構造を構築した。本モデルは、水の魅力(正の効果:水辺へのアクセス性、水質向上等)と水の危険性(負の効果:大雨による浸水等)の両面から評価できることが特色である。また、個人属性を考慮できるため、少子高齢社会の進展など人口構成変化への対応も可能である。
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Research Products
(4 results)